男性からの「地域活動に関心はあるが、どのようにはじめればいいのかわからない」といった声にお応えして、地域活動を継続している男性お二人を講師にお招きし、実践報告と意見交換の会を2017年7月19日、開催しました。開発が進みつつある町・守谷市と、伝統の町・浅草とにおける2つの実践報告により、「地域」についての議論が活発になされました。

講師の青木公郷さんは、茨城県守谷市の市議会議員であるとともに、NPO法人リカレントねっと代表理事として、地域にコミュニティスペースをもち地元でのお祭り開催や子どもたちの指導をつづけています。

 

 

 

 

 

 

日系・外資系企業で主に財務畑を歩むなかで、海外赴任先のテキサス州で教会を中心としたコミュニティ活動の重要性を実感しました。

帰国後、茨城県守谷市に住み、スポーツ少年サッカーチームのコーチを頼まれたことをきっかけに、人のつながりのなかでPTA活動にも関わるように。その仲間と地域ボランティアの団体リカレントねっとを設立し、行政とのつきあいのなかで町づくりや市民大学などの事業を進めています。

「地域デビューのきっかけはサッカーチームのコーチでしたが、一つひとつがつながった流れで継続してきていると思います。点ではない、と思います」とのこと。「地域活動をやっていると、そのうち議員に立つのだろう」という目で見られるけれど、そういう意図はなかったともお話されていました。

 

2人目の講師は、東京都台東区の堀秀隆さん。浄土真宗大谷派来応寺の住職です。3人の子どもの父親でもあることから、地域デビューは長男の幼稚園のPTA会長を務めたことがきっかけだったといいます。

とはいえ、浅草の代々つづく寺の跡取りとして生まれたこともあり、「生まれたときから地域デビューは決まっていたのかもしれません」。生まれたときからの地縁により、PTA会長を頼まれるときも、地元の役を頼まれるときも、「お父さんには世話になった」「よろしく頼む」という声に、返事は「はい」か「Yes」か「喜んで」しかないのです、と笑いを誘うエピソードが披露されました。

そういうなかで「できない理由を探すのではなく、どうやったら関われるのか」を常に考えるようにしてきたこと、「地域のため、人のため」ではなく自分が関わりをもつことで教えてもらってきたといいます。

 

お二人の話のあとは、生活哲学学会常務理事の西田陽光をコーディネーターに、参加者の自己紹介や意見交換を行いました。

千葉県流山市のマーケティング課で「町を売る」ことに関わった経験、住宅コンサルティングの業務における経験、浅草で商店を経営し商店の集まる団体の理事として町の発展に尽力してきた経験など、さまざまな経験と立場からの意見交換でした。